慶應義塾大学 法務研究科 講義要綱・シラバス
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科目名 開講学期 曜日・時限 単位
テーマ演習(技術革新と知的財産法)(2・3年) 2015・春学期 水5 2
担当教員名
奥邨 弘司
キャンパス 三田
設置課程 法務研究科
設置学部・研究科 専門職学位課程

授業の目的と到達目標
 特許法や著作権法をはじめとする知的財産諸法は、技術革新の影響を大いに受ける宿命にある。振り返ってみても、知的財産諸法の改正の契機や、新しい判例登場の契機が、技術革新であったり、それに基づく新ビジネスの登場であったりすることは、決して珍しいことではない。
 本テーマ演習では、これまで、技術革新によって知的財産諸法がどのような影響を受け、それに対してどのように対処してきたのかを、過去の法改正や裁判例などの検討を通じて学ぶと共に、今話題となっている技術やこれから予想される技術革新によって、知的財産諸法との間でどのような相互作用が生じるかについて、具体的な事例をもとに考えていく。
 初年度である今年は、著作権法を中心に、折々のホットな話題を取り上げていくこととする。また、できれば、欧米の状況にも触れたい。
 授業を通じて、知的財産諸法の生成発展を見通す力を養って欲しい。
関連する科目との関係
 少なくとも「知的財産法Ⅰ」および「知的財産法Ⅱ」を履修済み、または同程度以上の知識を有していることが前提となる。先端的・専門的な内容を深掘りする形で扱うので、特許法や著作権法についての基礎的な解説はしない。
 なお、英語資料を取り扱うこともあり得るが、その場合は、参考訳を配布したり、読むべきポイントを絞ったりして過大な負担とならないようにする。
授業の方法
 原則、2回でワンセットとなる。例えば、偶数回は、取り上げるべきトピックについて、これまでの経緯や、問題の所在、論点などに関しての解説を、講義形式を中心に、適宜発言を求めながら授業を進める。奇数回では、トピックに関連する判例や政府審議会報告書などをレポーター(人数によって単独またはチーム)が簡単なレジュメにまとめて報告し、それを基にディスカッションする(トピックによっては、偶数回と奇数回の内容が逆転する場合がある)。
 授業内容にあげたトピックは、現時点での予定である。折々の状況をみて、適宜変更することがある。
教材
 必要に応じて、参考文献、関連資料などを指示または配布する。
授業内容
第1回 イントロダクション
 本テーマ演習の趣旨説明。取り上げるトピックと論ずべきポイントの紹介。各人の問題意識についての意見交換など。
第2回 録音・録画技術の進歩(1)
第3回 録音・録画技術の進歩(2)
第4回 インターネットの急速な普及(1)
第5回 インターネットの急速な普及(2)
第6回 電子出版の拡大(1)
第7回 電子出版の拡大(2)
第8回 クラウドの普及(1)
第9回 クラウドの普及(2)
第10回 3Dプリンタの挑戦(1)
第11回 3Dプリンタの挑戦(2)
第12回 カレント・トピック(1)
 その時点で話題のトピックを取り上げる
第13回 カレント・トピック(2)
第14回 知的財産権分野の法改正(検討)状況の概観
第15回 総括
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